――本革? 制作コストがかなり高かったんじゃないですか?
b コストもそうだけど、手作りだから制作日数もかなりかかるんですよ。当初予測していた数の3倍も受注が来ちゃって、革職人さんが悲鳴をあげてました(苦笑)。
――本革でしかも手作りって……。そんなことをしていたら利益率が15%切るのは当然ですよ。
b いまだって普通のアパレル商品と比べたら利益率は低いんですよ。アパレル業界の人に訊いたら、いまの値段の倍で価格設定してもいいって言われたくらいなんです。でも服ってのは自分でも身に着けるものだから、ケチりたくないんですよ。
――今回のアパレルの売上はゲーム開発費の足しにするそうですね。前に御社ではクラウドファンディングを美少女ゲーム業界でいち早く導入して話題にもなりましたが、今後も導入を考えているのですか?
b 前のインタビューでも話したけど(参照記事)、とにかく借金をしたくない。クラウドファンディングで制作費を集めるやり方もあるんだけど、足がかりになる費用は自分たちで稼ぎたい。体験版のようなものを作ってみて、「これの続きを作りたいんですけど、皆さんどうですか?」みたいなやり方はありかなと思うけど、キャラ設定と企画だけでお金を集めるとかは全然考えてないです。
ここ一年、純粋な新作ゲームを出してないんだけど、そんな中でゲームを出さないでも戦える、博打を打たなくてもリカバリーしてワンチャン挑戦できる方法論を探してるんです。普通のゲーム会社からすれば、服なんか作ってお前ら何してんだって話になるんだろうけど。
――OVERDRIVE COLLECTIONはどんな人に着てもらいですか?
b “友だちを作りたい人”かな。うちの商品を身に着けてたおかげで、「何これ? かっこいいじゃん」みたいな感じでバーで女の子に話かけられたとか、ツイッターとかで報告を受けたりするんです。モノとデザインにこだわった分、話のネタになる良いアイテムになるんじゃないですかね。
――bambooさん自身は女性に話かけられたとか、そういう経験はあるんですか?
b まったくないです。酒も飲まないし、引きこもりだし……。同じモノを身に着けてんのに不公平っすよね……。
エロゲ屋OVERDRIVEのアパレルがまじハイクオリティ!なんでそんな気合い入れて作るの?bamboo氏に聞いてみたのページです。おたぽるは、インタビュー、PCゲーム、ゲーム、エロゲー、OVERDRIVE、milktub、電気式華憐音楽集団、fripSide、きただにひろし、JAM Project、インタビューの最新ニュースをファンにいち早くお届けします。オタクに“なるほど”面白いおたぽる!
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